浄土宗 無量寿寺

仏の教えは生きる道しるべ

こんなイメージをお持ちの方は少なくないかもしれません。
  仏教って、死んでから先のこと――。
もちろん、それは間違いではありません。
しかし、仏教を開いたお釈迦さまは、むしろ「今、生きている私たちがどう生きればよいか」を示してくださったものであり、その延長上に、「亡くなった先のこと」を説かれているのです。
そんな「生きるための教え」である仏教に、少し触れてみてください。
せっかく、お釈迦さまが説いてくださった「生きるための」教え、私たちの日常に生かさない手はありませんヨ。
とくに大切な教えをいくつかご紹介しましょう。

❶仏教は「あきらめ」の教え!?
 こう書いてしまうと、「何、それ? 仏教って、やっぱりマイナス思考、ネガティブなのね」と思うかもしれません。いえいえ、ちょっとお待ちください。
 「あきらめ」というと、深~いため息をつきながら、頭をかかえて「もうダメだ・・・」と落胆し、お先真っ暗、といったイメージを持ちますね。「あきらめる」とは、もともと仏教語で、本来、そうした「マイナス」の意味ではありません。
「あきらめる」は漢字で書くと「諦める」。これは、「ものごとを明らかにする、はっきりさせる」という意味です。



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